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ギターを始める
2024/08/13
数ヶ月前からクラシックギターを弾き始めました。
その昔、高校時代の1〜2年生の頃、一人独学で弾いていたのを思い出して、最近合唱を辞めてしまって音楽をする機会がなかったのもあり、始めてみたのです。
ギターは懇意にしているギターマニアのお客様からヤマハのクラシックギターを安く譲ってもらいました。感謝です。
始めたきっかけの一つは、ちょっと前にNHK-BSで見た韓国人の朴 葵姫(パク キュヒ)さんという女性ギタリストの演奏を聴いてその昔の美しさに感動したこともありました。
彼女は小さい頃から日本で暮らしており、当時テレビで見た時は普通のどこにでもいる女子大生みたいな雰囲気だったのですが、その決して大きくない手からつま弾かれる音はまろやかで、流れるような美しい音楽を聴かせてくれたのでした。
事実彼女は当時ヨーロッパでの国際ギターコンクールでいくつもグランプリを取ったとのことでした。

ギターを弾き始めていろいろと考えさせられた、あるいは気付かされたことはたくさんあります。
一番大きかったのはその音の響きの魅力ですね。これはピアノにも通じるところがあります。というよりも、音楽の本質とはそんなところなのかなと改めて思いました。
「あの音」を聴きたくて毎日練習に励むわけです。
今では毎日夕食後にギターを弾くその1〜2時間が僕にとって至福のひとときです。
そしてその感動や気付きは間違いなくピアノの調律に通じるものがあります。言葉ではうまく言えないのですが。いや、語ることが多すぎて書ききれないのが正直なところです。

やっぱり音楽からは離れられませんでした。
ギターを始める
ギターを始める
新年のご挨拶
2024/01/02
あけましておめでとうございます。
ブログへの投稿は減り恐縮しておりますが頑張って仕事はしております。
今仕事が一番楽しい!
ようやく仕事を楽しめる境地に入れたようです。今更ですが。
じゃあ今まで何をしていたのか。はい、合唱をしていました(笑)。もちろん趣味です。
でもあれだけ合唱に打ち込んで本当に良かった。
「音楽をする」という体験が、しかも非常に色濃い体験ができたのは、貴重な経験でした。
今の仕事に「音楽をする」側からの目線ができたことは、とても価値ある経験だったと思っています。
これからはその経験も、もちろん仕事のキャリアも全部ふまえて、ピアノ乾燥剤としてますます頑張っていきたいと思っています。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。
新年のご挨拶
新年のご挨拶
古典調律の響きに乗せて
2023/02/24
先述した「RYORYO Solo Concert」で頂いた調律依頼、それはRYORYOさんご自身が指定する古典調律で、というものでした。
古典調律については以前もお話したと思いますので詳しくは割愛しますが、普段我々が一般的に使っている平均律というドレミファソラシドの音階よりほんの少しピッチをずらし、ある独特の和音の響きを出すことのできる調律方法のことです。鍵盤楽器で平均律が一般的になる1800年代以前は鍵盤楽器は様々な方式の調律法が使われていました。
その数ある古典調律の中でも今回は「Bach-Seal(1/5)」という調律法です。
ヴェルクマイスター(1/4)ほどは偏っていず、しかしヴァロッティやヤングの1/6よりは響きの美しさが充分出てくる、そんな調律法でした。
なぜこの調律法だったのか、それはRYORYOさん曰く、一番自分の声を響きに乗せられる調律だったから、ということでした。
実はBach-Sealは僕も知らなかった調律法です。
ご本人からデータを頂き、それに沿って調律したわけですが、非常に響きのクリアーな、文化会館ホワイエのヤマハCSが、何かピアノとちょっと違う楽器にさえ聴こえた、ユニークで素敵な音でした。
RYORYOさんが言われるように確かに彼の声がいつものピアノの平均律のある意味ギザギザした響きに乱されることなく、綺麗に乗ってきていたような気がしました。

コンサートが終わって、そのことをRYORYOさんに話したら、「はい、まさに僕の声がよく乗るようにと、僕の声に合わせて調律法を選びました。」という返事でした。
すごくないですか?
もしかしたらRYORYOさん恐るべき感性をお持ちなのかも、(いや、絶対そうなのです)と、人間一人ひとりが持つ秘めたる可能性に感動しました。
古典調律の響きに乗せて
古典調律の響きに乗せて
不思議な歌のコンサート
2023/02/24
2月19日シンフォニアテクノロジー響ホワイエで行われました「RYORYO Soro Concert」のピアノ調律の依頼を頂き、調律をさせていただいたのと、その後のコンサートも聴かせていただきました。
調律もコンサートも大変面白いものでした。

調律については後述するとして、まずコンサートはRYORYOさん(音楽家/サウンドアーティストで30代の爽やかな男性の方です。)がピアノ、生ギター、エレキギター、キーボード等を使い、自らのボーカルを交えオリジナル曲のソロ演奏をしていくというものです。
今回は伊勢市の文化事業に参加する形で、題材に「天岩戸物語」を選び、1時間ほどのコンサートでした。
曲の間にそれぞれの曲の成り立ち(すべてRYORYOさんのオリジナル作詞作曲です)などの話があり、それぞれの楽器を生かした、そしてその上に自身の軽やかなテノールボイスを乗せていくというものなのですが、ちょっと普通に言えばつかみ所のない、なんとも不思議なコンサートでした。
ところがそのコンサートが終わってみると、何かが心にずっと残ってしまっているのです。
何かわからないけれど、曰く言葉では伝えることのできない何かが伝わってきてたような気がするのです。
コンサートの本質というものを考えさせられました。
コンサートは決して演奏家のテクニックを観にいくものでなく、いやもちろんそんな面もありますし、そういう楽しみ方もあるのは決して否定はしないし、むしろそんなコンサートこそが主流ではあるとは思いますが、今回のコンサートはそんなことを超越した、何かがあったように思いました。
要は演奏者本人が何か強烈に伝えたいことがある、そのパワーこそが演奏に乗ってオーディエンスに伝わっていくのだと、僕は感じました。
演奏にとって一番大事なものかもしれないです。伝えたいことがある、その止むに止まれぬ気持ちが、演奏に見えないパワーを与えて、人々に伝わっていくものだと、それこそが演奏をする、一番大事なことではないかと、そんなことを感じました。
未だに何か心に残っています。
言葉では言えない何か。RYORYOさんの人間性の部分なのかもしれません。

調律については別記事で書きます。
不思議な歌のコンサート
不思議な歌のコンサート
明けましておめでとうございます
2023/01/08
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
益々がんばります!
明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます