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イースタインピアノ
2019/09/28
先日お伺いしたピアノはこれ。
EASTEIN(イースタイン)です。
もちろん今はもう作られてもいませんが、当時独自のこだわりで作られたピアノで、隠れた人気のあったピアノです。
写真ではちょっとわかりにくいですが、ちょっと個性的な外観で、何よりも音が綺麗です。
ツヤと深みのある音で、独特の響きが弾く人を優しい気持ちにしてくれます。
もう半世紀近く経ったピアノですが、まだまだこれからも大事に使って頂ければと願って止みません。
イースタインピアノ
イースタインピアノ
レーニッシュ155ch
2019/09/17
先日お伺いしたのは、四日市市在住の作曲家の櫻井ゆかり先生のピアノRoenisch(レーニッシュ)155chグランドピアノです。
以前にご紹介したNiendolf155と同じく、やはりドイツ製の素敵なピアノです。
奥行155cmと非常に小型ですが、響きのたいへん豊かな、味のある、そして低音から高音までバランスの取れた、名器と言っていいほどのピアノだと思います。

世の中にはスタインウェイを始め名だたるピアノがいくつもあり、それらのピアノはやはり名声と同じく価格も高く、もちろんそれに見合った素晴らしい楽器であることは間違いないのですが、このレーニッシュは価格はそれらのピアノのおそらく半分以下、と言っても国産のピアノよりは高めなのですが、でもその価格以上の素晴らしい音を奏でているのです。
スタインウェイは素晴らしい音が出ます。しかし、このピアノはそういったいわゆる名器の音を目指すでは全くなく、独自の視点で自社ブランドの音を目指し、そしてこのピアノはそれを非常に良い状態で体現しているように見えます。
これって音楽作りやあるいは芸術全般にも言える、オリジナリティ、あるいは他はどうであれ自分はこれがいいと思う、というある意味頑固なまでの自己表現なように見えるのです。
そしてそれは、特に芸術表現においてはとても大事な要素なんだと思います。
ビートルズにしてもピカソにしても、他の、時代を切り開いてきた芸術家はみんなそういう視点を持っていたと思います。

頑固なまでの音のこだわりが体現されたこのピアノの音に、僕は心が奪われています。
レーニッシュ155ch
レーニッシュ155ch
アンティークアップライトピアノ
2019/09/13
昨日調律にお伺いしたのは、津市で長年ピアノ指導をしてらっしゃるある先生が所有されているこのピアノで、Richard Cook & Co. Manufacturers London と記されている、他では見たことのない、古いアップライトピアノです。
普段のレッスンにはもう一台所有されているカワイのグランドピアノを使用されてますが、僕が初めてグランドピアノの調律でお伺いした時は、このピアノあちこち音も出ない、外装もボロボロの見る影もない状態でレッスン室の隅に置かれていたのです。
当時は、上前パネルの透かし模様の部分も一部が無くなっており、また譜面台も無く、側面の親板も全体に虫が食っており半分朽ちかけたような状態だったのです。
それをなんとか復元させたいという先生のご希望で、静岡県磐田市にある小さなピアノ制作会社に依頼をしましたところ、数ヶ月でそれはものの見事に再生してくれました。
もちろん外装だけでなく中のアクションから張弦、すべてを綺麗に蘇らせてくれました。
ピアノの製造年代も不明ですが、おそらく1800年代後半のものでしょう。
アクション部品も一部欠けていたものは作り直してますが、今では見たこともないようなアッパーダンパーや鍵盤奥上に長いパイロットの付いたオーバーアクション、調律をするのに弦の響きを止めるウエッジを刺す隙間がほとんど見当たらず、調律に大変苦労をしたアクション仕様で、それらをほとんどオリジナルの状態で再生してくれました。
「どこか落ち着いた調度品に囲まれたようないいスペースに置いてあればこのピアノも映えるだろうにね。」と先生も仰っていますが、まさにそうで、大変落ち着いたクラシカルなイングランド調の外装と、現役で充分演奏に耐えられる内装のこのピアノ、素晴らしいお宝がこのレッスン室の片隅に置いてあるのです。
お伺いするたびに見惚れてしまいます。
アンティークアップライトピアノ
アンティークアップライトピアノ
クリームチーズ?
2019/09/09
賞味期限7月21日の生クリームが冷蔵庫に残っていて、捨てようと思ったらパックの中でチーズになってました。
それでちょっとかじってみたら、塩味はないものの、結構まろやかな味で、おっ、これはイケる、と思ったのですが、5分くらいしたら何やらお腹が妙に反応してきました。
もちろんあとは捨てましたが、いろんな食品ってこんなふうにできるのでしょうかね。
面白いものです。
クリームチーズ?
クリームチーズ?
うたおにマンスリーコンサート
2019/08/30
昨夜は私が所属する合唱団「うたおに」の月一回恒例のマンスリーコンサートが大門商店街の路上でありました。
路上でのマンスリーコンサートは初めての経験で、天気も含めてどうなることかといろいろ心配もしましたが、雨にも降られず、宵闇の中での路上ライブはなかなか雰囲気もよく、演奏を楽しめました。(出来はともかく笑)
終了後は企画に全面協力をしていただいた商店街のあのつ画廊さんのお世話で、路上で生ビールもいただき、楽しい一夜を満喫できました。

よく、野外ライブというのがクラシックポップス問わずありますが、昨夜思ったのは、野外というのはいいもんだなあ、ということ。
音楽って、もしかしたら野外で演奏したり聴いたりするほうが自然なのかな、とも考えたりしました。
それに、野外ライブだと、ちょっとしたピクニック気分も楽しめるし、そうでなくとも気持ちも開放的になるし、おまけにそこに、耳に楽しい音楽が飛び込んできたら、これはもう最高かなと、野外ライブの魅力の一端を考え直したりしました。

まあそれにしても、スピーカー4本と照明灯ポールを4基。灯体8基。なんのコンサートですか?というような機材と、自前山台4本の仕込みとバラシも大変でしたが、でも、楽しめました。
だからきっと来ていただいたお客様も楽しんでいただけたかなと、勝手に想像してます。
うたおにマンスリーコンサート
うたおにマンスリーコンサート