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くん製用陶器なべ
2019/07/21
私の趣味の一つに料理があります。
で、こんなもの買いました。
スモークポット。燻製(くんせい)用の陶器製鍋です。
前から燻製やってみたくて、いろいろ試行錯誤だけはしていたのですが、これなら手軽にできそうと、購入しました。
昨日製品が届き、早速カマンベールチーズをスモークしてみました。
桜チップを軽くひとつかみ入れて火を点け約7分。火を止めて3分そのまま。で、出来上がり。
とっても簡単でした。あっけないくらい。
味のほうは、まあ、まあ、ですか。(笑)
あ、カマンベールチーズはとても美味しかったですよ。スモークの効果はというと、今回はちょっと期待しすぎたかもしれません。
桜チップが数年前に買ったやつで、香りが抜けてた?か、もうちょっと時間かけたほうがよかったか、スモークしたあと、2時間位で食べたけど、もうちょっと時間おいたほうがよかったか。
また試行錯誤してみます。
ただ、手軽にできるという点では二重丸を付けたい製品でした。
スモークポットCoroという商品です。
くん製用陶器なべ
くん製用陶器なべ
12歳のハローワーク
2019/07/13
私共一般社団法人日本ピアノ調律師協会では、「12歳のハローワーク」という講演を主に小学6年生対象で、各学校にお邪魔して実施しております。
内容は、ピアノの歴史やピアノの構造のお話、そしてピアノ調律師の仕事の紹介、またそれらを通して、職業を選ぶ、あるいは働くとはどういう意味があり、どういう考え、基準で職業を選べばいいかといったようなことを、子供さんたちに話をさせていただいております。
私は協会中部支部の事業部の仕事をさせて頂いており、この中部地区で年数回のこの行事を実施するお手伝いをしております。

昨日も、鈴鹿市立鈴西小学校で40数名の6年生を対象にこの行事を行ってきました。
講師は私と、あと私の所属する合唱団「うたおに」のピアニストでもある桂富佐さんにも来て頂き、ピアノ演奏も間に入れながらおよそ一時間半の講義をしてきました。

一番子どもたちに言いたいことは、ピアノ調律師の仕事の紹介もさることながら、できるなら自分の好きなこと、得意なことを職業にすること、でももしそうでない職業を選んでしまった場合は、考え方を工夫してその選んでしまった職業を好きになる努力をする、そうして、自分の職業を通して、周りの役に立つ、周りを幸せにすることを目指しておれば、必ずあなたの人生は幸せに、豊かになります、ということを一番に伝えたくて、昨日も話をさせていただいたのですが、なかなか伝えるのは難しく、うまくいく時もあるけどそうでないことも多く、昨日も反省しきりで帰ってきました。
でも、子どもたちにそんな自分の経験を通して感じていることを話すことはとても楽しいことだし、逆に子どもたちから元気をもらうし、立場上私が講師で行かせていただくことが多いのですが、それはとても幸せなことだと思っています。

この講演は基本的に無料です。
小学校関係者の方でご興味がありましたら、私に直接かあるいは私共協会員にお声がけください。

写真は子どもたちの前での桂先生の演奏と、講演前にピアノの調律をする自分です。
12歳のハローワーク
12歳のハローワーク
グランフィール(ディアパソン125M)
2019/07/12
1週間ほど前にグランフィールの取り付けをしたディアパソン125M。その後の様子を聞くのにお客様に電話をしました。
「私も電話をしようと思ってました。娘(高校の音楽教師です)が久しぶりにピアノを弾きまして、私は外で聴いていたのですが、それがとても綺麗な音で、あれ?娘こんなにピアノ上手だったかな(笑)と思ったんですよ。それで私(元中学の音楽の先生)も久しぶりに弾いてみたのですが、すごく弾くのが楽しくて、普段何も言わない主人からも『綺麗な音やな。うちのピアノこんな綺麗な音したか?』と言われまして、私も嬉しくてちょっとこれから毎日弾いてみようかと、なんかやる気が湧いてきました。素晴らしいものを着けて頂いてありがとうございました。それを言いたくて電話をしようと思っていたところでした。」とのこと。
すごく嬉しかったです。
着けた直後に弾いていただいたときは、低音側のタッチの重さを言われていたので、実はちょっと気になってました。それでそのことを確かめようと電話をしたのですが、却ってあの重さが心地よい、とのこと。
いやグランフィールすごいですよ。藤井さんはすごいものを発明しました。


その後、娘さんからもメールが。
「町田さん!ピアノが一瞬上手くなった娘です(笑)
私もご連絡しようと思ってました〜!素敵な音にして頂いてありがとうございます😊
普段ゆっくりピアノを弾くことはありませんが、久しぶりに、あ〜ピアノ練習したいな〜と思えた瞬間でした✨
うちのピアノも町田さんにお世話になって、もう30年以上経つでしょうか。いつも丁寧にメンテナンスして頂くおかげで、長い間素敵な音を奏でてくれています。
これからも、我が家のピアノをよろしくお願いいたします🙇‍♀️」

うれしいですね。
グランフィール(ディアパソン125M)
グランフィール(ディアパソン125M)
ピアノに乾電池?
2019/07/04
昨日は津市にお住まいの高校1年生伊東朔(はじめ)くんのお宅に、ヤマハG2グランドピアノの調律に行ってきました。
彼はちょっと前にテレビの「天才キッズ全員集合」という番組で、プロの作曲家相手に作曲とピアノの速弾きテクニックを競う、というのに2度ほども出演して地元ではちょっとした有名人?になりました。
彼は5歳の頃から作曲を始め、すでに数百曲も作曲しているという、大変な才能の持ち主で、やはり僕が見ていても、その発想の豊かさやユニークさというのは、見た目ちょっと落ち着いた、好感度の高いなかなかの好青年という感じとはうらはらに、とても面白いものがあります。
昨日も、調律にお伺いしたら、そのピアノの蓋を開けた状態でまず目に飛び込んできたのが、何やらピアノの中のダンパーに単三乾電池がいくつも貼り付けてあるのです!
一瞬これは現代曲を弾くのに施された何かの改造なのかと思いましたが、すぐに、ああ、ダンパーの動きが悪くて音が止まらないんだなと納得がいったのですが、それにしても、ダンパーが下に落ちないから、乾電池をおもり替わりに貼り付けて、音が止まるようにしようという発想が、なかなかできるようでできないことだと思います。

YouTubeに彼のユニークな演奏がたくさん上がっています。よろしければまた見てあげてください。
「伊東朔」で検索すれば出てきます。
はたして彼はどこまで伸びていくのか。
楽しみです。
ピアノに乾電池?
ピアノに乾電池?
鉋(かんな)の刃を研ぐ
2019/07/03
先日刃物研ぎをしました。
今回は調律工具とか包丁とかではなく、鰹節削り器の鉋の刃です。
実はこの鰹節削り器、僕が生まれるずっと前から我が家にあったもので、軽く100年以上は経っています。
それでも未だに現役で僕は使い続けているのですが、ずっと前から刃がぼろぼろになっていて、でもそれをどうやって研いだらいいのかがよくわからなく、それが先日、浜松であった国際ピアノ調律師世界大会の時に、そこで刃物研ぎの実演を見て、ヒントを教えてもらい、それを頼りになんとか研ぐことが出来ました。
結果は上々です!
気持よく切れるようになりました。
よく言われることですが、昔の道具はやっぱりいいです。素晴らしい切れ味に心もウキウキしますし、料理がまたまた楽しみになりました。

写真は100年経った、僕が小さい頃からの思い出が詰まった、しかも未だに現役で毎日のように使用している削り器の姿です。
できるなら少なくとも僕が見させてもらっているピアノたちも、100年経った時に、このような姿で残っていてくれれば本当に嬉しいなと思います。それを夢見て調律に励んでおりますが、100年後は見れませんものねぇ。
想像するしかないです。
鉋(かんな)の刃を研ぐ
鉋(かんな)の刃を研ぐ